具体例で示す、学生・第二新卒向け 最低限抑えるべきエントリーシートの書き方

Business就職, 書類審査, 転職

サマリー

✅クリエイティブ職でなければ、一般的で読みやすいフォーマットで書く。
✅文言は統一する。
✅自己PRは箇条書きでなく、ストーリーで書く。

✅アピールポイントは絞って深掘りする。
✅自分のことだけ話さない。
✅(本命なら)社長の本くらい読む。


記事を書いた背景

先日、高校時代からの友人からエントリーシートの添削依頼を受けた。

自分は大手コンサル企業に属していて、社内でも自分のプロジェクトに採用をするための活動をしているので、それを見込んでの依頼だった。

さらに自分の話になるが 社内のプロジェクト移動(半年に一回くらい)はエントリーシートのようなものを提出したり、面接をしたりする ので、ある程度経験はあり、力になれたと思う。

添削していて思ったのが、「自分もこんな文章書いていたなあ」とか「この友人はすごく魅力的な人なんだけど、文章からわからなくてもったいないなあ」という思いだった。

労働市場にもっと良いマッチングが生まれてほしいという思いから、転職活動中の方や、就活中の学生に読んでもらえたらと願う。

添削前のエントリーシート

友人から下記の文書がExcelでA4横で送られてきました。

(以下引用:本人の許可を得て、個人を特定する情報はボカしています)


構成

1.「学生時代頑張ったこと」について
1-1.当時の部の課題と考察
1-2.提案した効率化
1-3.「学生時代頑張ったこと」の成果
2.私の強み、弱み

1.「学生時代頑張ったこと」について

私が学生時代頑張ったことは、XXXXX部の活動とYYYYYYの研究です。
今回はXXXXX部で主将として頑張った質の向上について記載します。

1-1. 当時の部の課題と考察

①部員「部活以外も色々やりたい!」
②部員「勝ちたい・上手くなりたい!」の声が多数
③経験者は0人、競技への正しい知識がほとんどない

1-2. ①~③に対して提案した効率化

①練習量は変えず練習時間を短縮し、時間意識を持たせた
→だらだらと集中の続かない練習から、短時間に濃縮した練習へシフト。

②点数を折れ線グラフで見える化
→調子の波を見える化し、部員に自己管理・調整を促した。

③部外の有識者から情報を収集
→XXXXXショップのスタッフより競技についてのノウハウを学ぶ。
→得た技術を自身で実践投入し成果を出すことで、部員への説得力を増した。
→部員の他大学選手との交流が増え、プライベートでの練習が増した。

1-3.「学生時代頑張ったこと」の成果

リーグ戦平均点数
3553 -> 3680(上位リーグ昇格)

1週間の平均練習時間
14時間(3.5時間×4日) -> 7.5時間(2.5時間×3日)

月間試合数
2試合 -> 4試合

2.私の強みと弱み

強み

  • 今までの考えにとらわれない
  • 他者とのやりとりが得意
  • 協力することが得意
  • 見える化をする

弱み

  • 嫌われたくないという意識が強い
  • 慎重になり、行動が遅くなる
  • 相手の視点に入り込んでしまう
  • 長期プロジェクト時最後の詰めが甘い

実際に指摘したこと

全体

友人から下記の文書がExcelでA4横で送られてきました。

まず全体だけど、フォーマットは指定が無ければ A4縦 以外ありえない。
Badなサプライズになるので、がんばって A4縦 に直そう。
デザイン原則の驚き最小の原則 ってのがあるんだけど、簡単に言うと「やろうとしていること」(=今回の場合は人事が服部を評価すること)に関係のないところでサプライズを与えると、作業が滞るしストレスが溜まる。
君の経歴や、内容の構成が素晴らしくてサプライズを与えるのはok

言葉遣い

私が学生時代頑張ったことは、XXXXX部の活動とYYYYYYの研究です。

頑張ったことは、基本的にビジネスでは評価されない。実現したこと に書き直そう

今回はXXXXX部で主将として頑張った”質の向上”について記載します。
1-2. ①~③に対して提案した”効率化”

前述していた、”質の向上”と”効率化”は全く違う概念なので、同じ文脈で違う言葉を使うのはやめよう

箇条書き

①練習量は変えず練習時間を短縮し、時間意識を持たせた
→だらだらと集中の続かない練習から、短時間に濃縮した練習へシフト。

②点数を折れ線グラフで見える化
→調子の波を見える化し、部員に自己管理・調整を促した。

③部外の有識者から情報を収集
→XXXXXショップのスタッフより競技についてのノウハウを学ぶ。
→得た技術を自身で実践投入し成果を出すことで、部員への説得力を増した。
→部員の他大学選手との交流が増え、プライベートでの練習が増した。

沢山書くより、1番苦労したやつを1つ書いてストーリー仕立てにしたほうが聞き手に入ってくる
内容はいいので、下記のフレームワークに当てはめてわかりやすく伝えよう

強みと弱み

強み

  • 今までの考えにとらわれない
  • 他者とのやりとりが得意
  • 協力することが得意
  • 見える化をする

弱み

  • 嫌われたくないという意識が強い
  • 慎重になり、行動が遅くなる
  • 相手の視点に入り込んでしまう
  • 長期プロジェクト時最後の詰めが甘い

性格も上記と同様、強みと弱みを1つずつくらいでいい。
その方が印象に残るしキャラがわかりやすい。
初対面の人の強みと弱みを合計8個も覚えられる人はいない。
また、一貫性を持たせること。
例:
良いところ=集中力がすごい
悪いところ=周りが見えない
さらに、具体的なストーリーを添えること。

最後に、これは一番大事なんだけど、今回志望する会社のことが全く書いてない
仮に君が会社を持っているとして、誰かを採用する時に、自分のことしか話してないやつがいたらどう思うか。
軽く御社のことをどう捉えているか2,3行で最初に書いて、自分がどう活かせるか書くべき。
社長が本を書いてる会社なら読んでおこう。ミスマッチも未然に防げるから。
参考:「人を動かす」(デール・カーネギー著)

最後に

指摘したことはまだまだありますが、汎用性が高そうなものを列挙しました。
注意事項としては、会社によって評価ポイントは様々です。
上の方で、「頑張ったことは、基本的にビジネスでは評価されない。実現したこと に書き直そう」と書いてありますが、プロセスを重視する会社があることも確かです。

就活に関する様々な記事は、具体例が示されず、ただノウハウが書いてあるものが多いので、今回友人に協力してもらって、実際のリアルな添削について書けたことを嬉しく思います。

(追記)

上記の添削を行った結果、書類選考には通ったらしいです。

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Posted by kyogom