学び方を学べる本 | エンジニアの知的生産術

最近読んだ本

 

この本を手にとったきっかけ

2019 / 12に仕事を辞め、まったりと転職活動をしていたのだが、先日転職先が決まった。
その転職先というのが、かなりハイレベルなスキルを求められそうなので、ヒィヒィ言いながらヨドバシ秋葉原で「なんか頭良くなれそうな本」を探していたら目に入った。
Webを支える技術と同じWEB+DB Press plusの出版なので、全幅の信頼を寄せて読むことにした。
ちなみに、ヨドバシ秋葉原の7Fにある本屋の本は、買ってない本をカフェに持ち込めるのでコスパが最強。
著者には1円も入らないが、気に入ったら買うので許してほしい。あと、ちょっとグレーな商売だと思うので無くならないでほしい。

前置き

この記事は、立ち読みをした本の感想を、うろ覚えな感じで書いてあるだけなので、筆者の考えと同じとは限りません

本の内容と自分の理解

物事の理解の仕方

物事の理解の仕方は、概して情報収集 -> 抽象化の流れであるという。
これだけ聞くと、「まぁそりゃあそうだよね」と思うが、特に抽象化という作業をビジュアルとして頭の中で想起することで、「そもそも自分は、何のために何をしているんだっけ?」というメタ認知をすることを筆者は実践しているようであった。
筆者が言うには、抽象化というのは箱を積み上げていくイメージらしい。

箱 … ?

まず、箱とは情報を示す。積み上げるとは、足し算を理解したあとに、掛け算を理解するような行為だと思う。
2 * 4が理解できるのは、 2 + 2 + 2 + 2に変換できるから、的な。
足し算の箱の上に掛け算の箱を置くということである
ちなみに、数学は直方体の箱で積み上げやすく、社会学のような曖昧さを持つ学問は、箱が曲がっていたりするので積み上げにくいらしい。

ビジュアル化によるメタ認知がもたらすメリットを整理すると、
・理解できない物事があった際に「なるほど土台になる箱を持っていないから理解できないんだな。土台になる箱はなんだろう?」と考えることができる
・いま自分は情報を集めているのか、それを理解して既存の知識との関連付けをしようとしているのかのフェーズに分けて俯瞰することができる
こんな感じになると思う

モチベーションの生み出し方

モチベーションを無から生み出すのは難しいので、やりたいことがあったらそのタイミングにやるといいらしい。
とは言っても、やらなければならないことに能動的になるには、タスクを刻んでゴールを近くするのが良いとのこと。
例として、「Railsをマスターする」という目標があるならば、
チュートリアルをやる -> 他の人のコードを写経する -> 簡単なアプリを作る -> etc…
のように分解するのが良いらしい

モチベーションの維持の仕方

一度、何かをやる気になっても続けるのは難しい。
モチベーションを維持するには、ゴールを明確にすることがオススメらしい。
詳しい説明はリンク先に譲るが、SMARTのフレームワークに従って目標設定するのがよさそう

ソースコードの読み方

Railsの生みの親、まつもとゆきひろ氏の記事が参考になる。

また、下記の順番が良いとのこと。

(あれば)設計書などのドキュメントを読む
↓
ディレクトリ構成を見る
↓
ファイル構成を見る
↓
略語を調べる
↓
データ構造を知る
↓
関数同士の呼び出し関係を知る
↓
関数の中身を読む

タスクの優先順位の決め方

優先順位を必ずしも決めなくて良いと筆者は言っている。

エンジニア的に面白いのが、筆者がこの問題について考える際にソートアルゴリズムの計算量に触れていることである。
タスクの優先順位決定とは、やるべきことを並び替え(=ソート)することである。
人間がソートをする時に、無意識に挿入ソート(=トランプの大富豪で手札を並び替えるときのやり方)をしがちなので、計算量は O (n^2) である。
つまり、やることが5個あると、最悪25回の比較作業が必要と言っている

で、何をやるべきかに時間をかけすぎると、肝心のやるべきことに時間を避けないからもったいないと言っていて、この問題は強化学習における「探索と利用のトレードオフ」という形で既に問題提起されているので、(いろいろ省略すると)「その行動をすべきかわからないときは楽観的に試行してみるといいと結論づけていた。

なるほど〜(わかってない)

最後に

他にも、何かを学ぶ際に有用なことがたくさん書いてあった。
この記事には記載しないが、記憶の仕組みの章とかは、暗記すべきことが多い人にはぜひ読んだほうが良いと思う。
この本の面白いことは、誰しもがぶつかりそうな問題に対してエンジニアリングの考え方で解決策を提示しているところだと思う。
「なんか理屈っぽい」と感じる人は感じるだろうが、自分には「なるほど」と割とフィットするところがあった。
あと、図が多くて読みやすかった

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Posted by kyogom